いちご畑よ永遠に

洋楽歌詞和訳倉庫

Auf Achse - Franz Ferdinand

youtu.be

アルバム『フランツ・フェルディナンドFranz Ferdinand)』収録曲。

先日フランツ・フェルディナンドの年内二度目の来日公演がありましたね!まさか一年の間に二回も来るとは、ポール・マッカートニー御大並みの頻度でびっくりしましたが笑(あそこはほぼ毎年来てますが)、とても楽しいライブでした!一月のライブでは聴けなかったEvil Eyesなど大好きな曲が目白押しで最高でしたね。アレックスは盛り上げ上手だな…。

今回取り上げる曲はそんな彼らのデビューアルバムから一曲。こちらはデビュー前からライブで歌われている曲で、どうやら失恋したボブに対する応援歌のような位置付けだったようです。タイトルのAuf Achseはドイツ語で「前へ」という意味なので尚更「くよくよするなよ」という意味合いがあるのかなと思いますが、途中のNow I'm〜からのパートは急に宗教的な雰囲気に。ボブへの曲だと思って聴いていると十字架にかけられるボブくんが頭に浮かんできて困惑します(お前だけだ)。これは失恋の苦しみとキリストの苦しみを重ね合わせて考えているのでしょうか、そうなると最初のYouから始まる一連のパートは外野の声でNow I'mからが本人の心の叫びでそれをキリストの物語と重ねて表現してるのかなと。Sheはボブの失恋相手でありマリア、そしてYou=Iはボブでありキリストなのかな、と思いその解釈で訳してみました。

この曲、前作のアルバムくらいまではライブでもちょくちょく演奏してくれていました(参考:Franz Ferdinand performing Auf Achse - YouTube)。今回のツアーでもたまにマイナー曲を取り上げたりしてくれてるみたいですがこの曲はどうなんでしょう。昔のアルバム曲をやってくれるとファン的には嬉しいと思うので是非この曲も復活させてほしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

Auf Achse

彼女を見ても、触れやしないよ
声が聞けたって、抱き締めることはできない
欲しくても、得られるはずがない
そうしたくたって、させてくれないだろうさ
彼女を見ても、触ってはいけない
声が聞けても、抱き締めてはいけない
欲しくても、得ることは許されない
そうしたくとも、させてはくれないだろう

 

彼女は大した女じゃない
自分のしたことをよく考えるんだな
彼女は大した女じゃない
自分のしたことをよく考えるんだな
彼女は大した女じゃない
自分のしたことをよく考えるんだな
彼女は大した女じゃない
自分のしたことをよく考えるんだな

 

今や君はあの人が永久に戻って来なければ良いと
そう願っている
二度とここに戻って来ないでくれと

 

彼女を見ても、触れやしないよ
声が聞けたって、抱き締めることはできないよ
欲しくても、得られるはずがない
そうしたくたって、させてくれないだろうさ
彼女を見ても、触ってはいけない
声が聞けても、抱き締めてはいけない
欲しくても、得ることは許されない
そうしたくとも、させてはくれないだろう

 

彼女は特別なんかじゃない
自分のしたことをよく考えるんだな
彼女は特別なんかじゃない
自分のしたことをよく考えるんだな
彼女は特別なんかじゃない
自分のしたことをよく考えるんだな
彼女は特別なんかじゃない
自分のしたことをよく考えるんだな

 

そして今や私は貴方の頭上に磔にされ
脇腹からは鮮血が噴き出している
貴方の声によって私は殺されるのだ
その罪を思いながら私は死ぬ
貴方がどのようにして奴らに私を触らせたのか
私が切り裂かれ、見捨てられ吊るされることに
どれほど貴方が無知であったか
再び私が
生き返ることなどないと確信して

 

まだ彼女が見える
彼女の声が聞こえる
彼女が欲しい
そうしたいと願っている
君は彼女を見ている
その声を聞いている
彼女が欲しい
今でもそうしたいと願っている