いちご畑よ永遠に

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Bonehead's Bank Holiday - oasis

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アルバム『モーニング・グローリー((What's the story) Morning Glory?)』デラックスエディション収録曲。

世間ではいよいよゴールデンウィーク。そして今年は最大10連休という超大型連休です!皆さんどこに行かれるのでしょうか。せっかくの連休を海外で、なんて人もいるかと思います。ということで今回紹介する曲は元々シングルB面に収録されていたこのふざけた曲。その名も『ボーンヘッドの祝日』。そう、オアシスの創立メンバーであるリズムギターボーンヘッドの休日をテーマにしたお遊びソングです。某所ではBrit Pop期のブラーっぽいとも言われていたこの曲、確かにこの能天気な明るさ、ポップさはオアシスとして見ればある種貴重なものがあります。ノエルは基本的に音楽に関してはたとえパク…オマージュする部分が多々あってもそれすら真っ直ぐ取り組むイメージなのでこういう曲はなかなか新鮮なんじゃないかと思います。最後のボーンヘッドやリアムのお喋りがまた楽しい雰囲気を後押ししていますね。とはいえこの曲はボーンヘッドを冠しながらもメインボーカルはノエル、そして歌詞を見てみると当時の彼の一テーマである「離れたいけど離れたくない」「出て行きたいけど出られない」そんなジレンマが透けて見えて結局こんな冗談のような曲であっても心の声が漏れ出てしまうものかと彼の若さを思いますね。

この曲は数年前に発売された2ndアルバムのボックス版に収録されており、またそれにはこの曲のデモ版も収められています。そこでは上述した「ノエルの心の声」が表れている部分の歌詞、メロディがかなり異なっていて興味深いです。他の曲であってもデモ版はノエルのパーソナルな部分を覗き見しているような気持ちになるんですが(It's a crimeなど)、この曲のデモもかなりはっきりと感情を吐露していてちょっと面食らいます。これでもあれか、アヴァラインと過ごした時間に対するボーンヘッドのストレート(かつど辛辣な)感想を歌ったってだけの可能性もあるな。それだとデモ版のがボーンヘッド視点が強いってことになるのかも…是非皆さんデモ版も聞いて一緒に考えてみてください。(リンクはこちら↓)
Bonehead's bank holiday (Noel Demo) - YouTube











Bonehead's Bank Holiday

ちょっとお休みがほしくってさ
休日はここを出ようと思って
そうすれば俺も生きていける
だって日光浴して日焼けをすれば
楽しいよってみんなが言うから
電車で行くか、船で行くか飛行機で行くか
車を盗むってのもいいな
車に乗れば遠くまで行けるだろ
まあどういう車かによるけど


スペインの混み合ったビーチで
変わったルックスの女の子に会ったよ
その子アヴァラインっていってさ
スペインで素敵な思い出を作りに来たんだって
けど彼女、苦痛に耐える修道女みたいな顔をした
お母さんと一緒にいてさ
彼女が言うにお母さんの名前はドットっていって
あんまり口数も多くないから
怒ってるのかそうでないのかも分かんなかったよ


言っちゃうと、俺はイギリスにいるべきだったよ
あの汚いビーチで、大好きな友達と一緒にさ
分かるだろ、俺はイギリスにいるべきだったんだ
大きな家に大きな車
そしてバーでたむろしてるいつもの友達と


ちょっとお休みがほしくってさ
休日はここを出ようと思って
そうすれば俺も生きていける
だって日光浴して日焼けをすれば
楽しいよってみんなが言うから
電車で行くか、船で行くか飛行機で行くか
車を盗むってのもいいな
車に乗れば遠くまで行けるだろ
まあどういう車かによるけど