いちご畑よ永遠に

洋楽歌詞和訳倉庫

Coffee & TV - Blur


アルバム『13』収録曲。

以前ブラーのギタリスト、グレアム・コクソン作詞作曲の『ユア・ソー・グレイト(You're So Great)』を取り上げた際に「次の曲ではボーカルがもう少しマシになってるから〜」と書きましたがこちらがその次の曲です。これはシングルカットもされた有名曲で、牛乳パックのキャラクターによるPVの可愛さも相まって日本でも人気の高い曲となっています。歌詞を見てみるとすごくグレアムって感じがしますね。特に'Sociability is hard enough for me'なんてとこは「でしょうね!」という気持ちにさせられて仕方ないです笑 この曲が日本人に人気あるのって、もしかしたらこういう人見知り爆発みたいな歌詞が共感を呼んでるからなのかなーなんて思ったり。

さて上でも少し言及しましたがこの曲を動画で見る上では何と言ってもPVのキュートさに注目せずにはいられません。牛乳パックの大冒険をメインに据えたストーリーで、ブラーのメンバーは脇役に徹してますがその役割も実に効果的で楽しいです。ただこのPV、終わり方が結構衝撃的なんですよね…可愛いだけかと思いきや、ポップなまま容赦なく現実を突きつけられる感じにイギリスらしさを感じます。そして不穏なのが途中でグレアムが演奏をやめて外に出てしまう一連のシークエンス。いや、ストーリー上の何でもない演出なのは百も承知なんですが、実際にグレアムこのアルバム発売後にブラーを脱退してるんですよね…。だからこのPVは可愛いながらもなんとなく後味悪い作品として私の中では位置付けられてます。

ちなみにグレアムはその後10年以上経ってバンドに復帰するんですが、その復活ライブでもこの曲を歌ってました。この時のグレアム、たしか当時着てたのと同じTシャツを身につけてるんですよね。物持ち良いんだなーという気持ちと、流石にそれだけ時間も経つとピッチピチやな…誰か止めてあげなかったんか…という気持ちが(おい)









Coffee & TV

チェーンのスーパーにでもいるような気分だろ
使いやすいように陳列された
がらくたの一つとして
退屈を持て余してる


言葉が君の耳を満たす、でも君自身は空っぽ
君のことなんて特に
気にも留めちゃいないような奴らに
心を捧げてるんだ


だから僕にコーヒーとテレビをくれよ
静かで平和が一番さ
色々なものを見過ぎて目を潰しちゃいそうだ
もはや脳死状態みたいなもんさ
社交的に、だなんて
僕にはどうにも無理なんだ
このでかくて汚い世界から僕を連れ出して
プロポーズに応じてくれよ
そうすればまたやり直せるさ


田舎へ向かうのかい
たいして離れちゃいないよ
君が何者かってだけで
傷つけるような人たちがいる場所さ


君の耳は奴らの言葉でいっぱい
為になるものだと君は思ってるけど
それもその言葉が君を混乱に導き
出口を見つけられなくさせるまでの話さ


だから僕にコーヒーとテレビをくれよ
静かで平和が一番さ
色々なものを見過ぎて目を潰しちゃいそうだ
もはや脳死状態みたいなもんさ
社交的に、だなんて
僕にはどうにも無理なんだ
このでかくて汚い世界から僕を連れ出して
プロポーズに応じてくれよ
そうすればまたやり直せるさ
Coffee & TV

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