Back Chat - Queen
アルバム『ホット・スペース（Hot Space）』収録曲。作詞作曲ジョン・ディーコン。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』のサントラが昨日発売になりました。映画の公開もあと一ヶ月切りましたね…一年前キャストが公開された時は物凄く興奮しましたがファン特有の一抹の不安も覚えました。しかし今年解禁された予告編を見て不安は期待へと変わりましたね！今は早く映画館で見たくてたまらないです。
さて、今回取り上げる曲はそんなクイーンのメンバーの中で私が一番好きなベーシストのジョン・ディーコン作曲です。これは歌詞にロマンスとあるように一見夫婦喧嘩を想起させますが、聞いてみると今のSNSでもこういう人よく見かけるな…という気分にさせられます。相手の話もよく聞かずに攻撃して、自分の都合の良い方向へ話を捻じ曲げて自分の正しさを信じて疑わない。そんな人達がネット上に蔓延る今だからこそ改めて聞いておきたい曲と言えるでしょう。
バンドについて言えば、この曲については作曲者であるジョンとギタリストのブライアンの間でスタンスに明確な違いがあり口論になったとのことです（ブライアンがバラしています笑）。最初ジョンが提案したのはギターが全く入っていないバージョン、それにブライアンが「反論」してギターを入れた今のものに落ち着いたとのこと。まさにBack Chatを経て出来た曲ですが（これはブライアン自身も「タイトルがあんなんだから意見するにも抵抗があったけど…」とネタにしていました）そのギターが良い味を出しています。私はこの試みは成功だったと思いますね。
Back Chat
口答え、口答え
体力を消耗させる
口答え、口答え
見たものすべてを批判する
口答え、口答え
発言一つをとっては分析して
口答え、口答え
自分の思い通りに事を動かす
自分のしたことをよく見てみろよ
口答え、口答え
気でも狂ってしまいそうだ
なんとか生き残って
KOしてもまた這い上がってくる
反論、口論
苦しみに苛まれる
語る言葉は捻じ曲げられて
言いくるめられお前の思い通り
これじゃロマンスなんて起こりようがない
僕に勝てる見込みがあるのなら
最後に一言言わせてもらうよ
さあはじめよう
語る言葉は捻じ曲げられ
言いくるめられ踊らされる
口答え、口答え
体力を消耗させる
口答え、口答え
見たものすべてを批判する
口答え、口答え
発言一つをとっては分析して
口答え、口答え
自分の思い通りに事を動かす
いくぞ
目を覚ませ、立てよ
体を起こして表へ出ろ
伏せろ、準備はいいか
せいぜい喚き散らせよ
僕に口答えするな、落ち着けよ
お前のやり方を変える時がきたんだよ
お前はいつも寝言ばかり
のほほんとしやがって
いい気になるなよ
攻撃準備はできてるんだ
僕が話をしようとすると
お前は口答えしかしないよな
そんな断固とした態度で振舞っても
ちっとも怖くないさ
だから口答えはやめろ、もうやめろよ
頼むから放っといてくれ
口答え、口答え
体力を消耗させる
口答え、口答え
見たものすべてを批判する
口答え、口答え
発言一つをとっては分析して
口答え、口答え
自分の思い通りに事を動かす
