いちご畑よ永遠に

洋楽歌詞和訳倉庫

Tranz - Gorillaz

youtu.be

アルバム『ザ・ナウ・ナウ(The Now Now)』収録曲。作詞作曲デーモン・アルバーン他。

12月は"12"そして"December"、つまり"1 2 D (3)"(参考:Gorillaz - 12D3 - YouTube)ということで今回のエントリーから月末まで三連続でゴリラズのニューアルバムの楽曲を取り上げたいと思います!(無理やり)このブログではオアシスをよく取り上げてますがその昔オアシスのライバルバンドとしてメディアに取り沙汰されていたブラーも大好きなバンドの一つです。そしてもちろんそのブラーのボーカルであるデーモン・アルバーン氏のプロジェクトであるゴリラズもとても好きでアルバムもすべて網羅してあり密かにファンなのです。

この曲はTranzというタイトルですが英語のTransには変容する、別の状態になるという意味があります。翻訳を表すTranslationも別の言語に変換する、という意味ですよね。自分と同じ存在になる、相手と同じ存在になることに喜びを感じるというのは精神分析の世界では同一化(Identification)と呼ばれているものですね。また、歌詞中の土曜の夜やダンスという単語からはパーティを連想させます。このアルバムはバンドの前作『ヒューマンズ(Humanz)』のツアー中に作られたものです(製作経緯としては『プラスティック・ビーチ(Plastic Beach)』ツアー中に書かれた曲で作られた『ザ・フォール(The Fall)』のアルバムと似ています)。それ故にツアーで訪れた場所の名前がタイトルの曲なども存在するのですが、このTranzはライブのアフターパーティを見て作った曲なんじゃないかな、という気がします。憧れのバンドマンを前にしたグルーピーの熱狂と狂乱を冷めた目で見つめるデーモンの姿が浮かぶようです。まああくまて私の想像にすぎませんが。

ちなみに今回からの三エントリーですが、歌詞はこちらのサイトに掲載されているもので準拠いたしました。(→THE NOW NOW ゴリラズの歌詞は多少意味が取りにくいですがその分曲がキャッチー、というのが特徴ですよね。MVも不思議な中毒性があって好きです。2D大丈夫!?って感じですが。

 

 

 

 

 

 

 

Tranz 

今夜ベッドの中で
君はその身を震わせる
脳内を駆け巡る
ドーパミンを吸収するんだ

 

土曜の夜、君が家に戻ると
部屋は陥没寸前だ
君は僕みたいになるのかな?
僕と同じように感じるのかな?
君は人形と化してしまうのかな?
君はこんな風に踊るのかな?
永遠に

 

キューピッドの湖に己を写せば
頭にチップが埋められていた
あの人工衛星にサインは出した?
すれすれを通り過ぎていく

 

土曜の夜、君が家に戻ると
頭が崩れかけている
君は僕みたいになるのかな?
僕と同じように感じるのかな?
君は人形と化してしまうのかな? 
君はこんな風に踊るのかな?
永遠に

 

君は僕みたいになるのかな?
僕みたいに燃えてしまうのかな? 
君は僕みたいになるのかな?
僕みたいに燃えてしまうのかな?
君は僕みたいになるのかな?
僕みたいに燃えてしまうのかな?
君は人形と化してしまうのかな?
君はこんな風に踊るのかな?
永遠に
君はずっとこのままなのかな
永遠に?