Tender - Blur - いちご畑よ永遠に

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アルバム『13』収録曲。

ブログ開設から約一年、令和最初のブログは満を持してあのブラーを扱いたいと思います。考えてみればオアシス好きで色々と訳してて、さあ次はライバルバンド…とならずに派生バンドのゴリラズへと舵を切るというなかなかおかしなことをしてましたね。別に手をつけるのが遅れたからと言って嫌いとかそんなんじゃないですよ！ゴリラズ同様オリジナルアルバムは全作網羅していますし。

その記念すべき第一作目はTenderです。この曲は当時付き合っていた彼女に振られたデーモンが失意のどん底で作り上げた曲です。曲の冒頭のTender is the nightはキーツの詩からの引用ですね。スコット・フィッツジェラルドの長編小説もこの一節からタイトルが取られています。Brit Pop期、あれだけシニカルに言葉を尽くしてきたデーモンが苦しみの末に辿り着いたのがこのシンプルな表現方法だと思うと感慨深いものがあります。この曲、途中のOh my babyパートはグレアムによるものなのですが、シンプルな歌詞とメロディーがばっちりハマっていますね。共作のお手本とも言えます。ライブではこのOh my babyパートが観客の大合唱で鳥肌モノです。

上に挙げた動画はPVですが、グレアムがにこにこしていてとても雰囲気が良さそうですね。まあ実際は呑んだくれて酔ってニヤニヤしてたんですけども…。しかもこのアルバムの後グレアムは脱退してるし…これが芸能界の表と裏だ！（飛躍しすぎ）でもこんな感じでメンバーが酔っ払ってたおかげで見た感じ楽しそうに映ってるPVって他にもありますよね。ほら当時のライバルバンドであるオアシスさんのWhateverのPVとか…まだ見たことない人は是非ご視聴ください。ベスト盤についてきた副音声でノエル自ら二日酔いでの撮影だったことを暴露してるんですが、そう思って見るとすごい面白いです。~~ポテト頬張るシーンとか~~。

ちなみになんですが、実は近年オアシスのノエルとデーモン（&グレアム）がこの曲で共演しています。これはバチバチやり合ってた頃を思うともう衝撃的すぎる事件で、当時界隈ではめちゃくちゃ話題になりました。そしてさらに衝撃的なことに、映像見て分かると思うんですが凄い楽しそうなんですよ…主にデーモンが。嘘でしょ！？ノエルにあんな最低な悪口言われてたのに！？（※詳細は控えます。気になる人はググってみてください。）と二重にびっくりです。この後ノエルはゴリラズのアルバムでゲスト奏者として招かれますが、この時のことがあるから流石にもう驚きませんでした。いやはや時が解決することってあるんですね…じゃあこの調子でオアシスも（以下略）

※デーモンとノエルの爆笑共演VTRはこちら↓
Noel Gallagher & Blur - Tender - Legendado • [BR | Live TCT 2013] - YouTube

Tender

脆く、やさしく、儚いもの
それは君のそばで眠る夜
脆く、やさしく、儚いもの
それは愛しくて仕方がない相手からのタッチ
脆く、やさしく、儚いもの
それは悪魔のいない日中
神よ、私に必要なのは
心を癒してくれる相手なのです

さあ、行こう
乗り越えるんだ
さあ、行こう
愛は何より素晴らしい
さあ、行こう
乗り越えるんだ
さあ、行こう
愛とは我々の持つ
最も素晴らしいものなんだ
私は待っている
ずっとずっと待っている
あの感情が去来するのを

ああ、君よ
ああ、君よ
どうしてなんだ
ああ、どうして…

脆く、やさしく、儚いもの
それは私が誰より愛する亡霊
太陽から隠れて
夜が来るのを待っている
脆く、やさしく、儚いもの
それは私の心
人生を滅茶苦茶にしているんだ
神よ、私に必要なのは
心を癒してくれる相手なのです

ああ、君よ
ああ、君よ
どうしてなんだ
ああ、どうして…

脆く、やさしく、儚いもの
それは君のそばで眠る夜
脆く、やさしく、儚いもの
それは愛しくて仕方がない相手からのタッチ
脆く、やさしく、儚いもの
それは言わずもがな私の心
私は人生を滅茶苦茶にしている
神よ、私に必要なのは
心を癒してくれる相手なのです

さあ、行こう
乗り越えるんだ
さあ、行こう
愛は何より素晴らしい
さあ、行こう
乗り越えるんだ
さあ、行こう
愛とは我々の持つ
最も素晴らしいものなんだ
私は待っている
ずっとずっと待っている
愛が迎えに来てくれることを

ああ、君よ
ああ、君よ
どうしてなんだ（助けてくれ）
ああ、どうして（助けてくれ）