いちご畑よ永遠に

洋楽歌詞和訳倉庫

My Melancholy Blues -Queen


アルバム『世界に捧ぐ(News Of The World)』収録曲。

このアルバムに関しまして、皆さん『ウィー・ウィル・ロック・ユー(We Will Rock You』と『伝説のチャンピオン(We Are The Champions)』の最初の二曲でクライマックスを迎えているだなんて思ってませんか?実は聞けば聞くほど味の出てくるスルメアルバムなんですよ!なんと言っても推しベーシストであるジョン・ディーコン作曲作品が二つも収録されているのはもちろん(もちろん?)、その他のアルバム曲も地味ながら聴き飽きないものが揃っています。

今回取り上げる曲もそのうちの一つ。アルバムの最後を飾るしっとりとしたジャズナンバーです。こういう静かな曲はフレディの伸びやかな声が映えますね。ピアノは前面に出て、他の楽器が控えめに華を添えているところにフレディのメランコリーに没入させるような心地がします。

この曲、ジャズ風のナンバーということでアルバム版ではギターはないんですが、BBCセッションではブライアンも参加しています。これがまた、曲にマッチした控えめかつメロディアスな演奏なんですよ。こういう演奏もできるところにブライアンの上手さが見えますよね、ぜひチェックしてみてください。↓
Queen - My Melancholy Blues (BBC Version) - YouTube











My Melancholy Blues

また一つ、パーティが終わり
僕は素面のままその場に残る
可愛いあの娘は新しい恋人の元へと去った
あまり口にしたい話じゃないんだ
忘れてしまいたいんだ
今は特別な一杯に酔いしれさせて


さあ来て、僕を捕まえて
沈んだ気分に浸らせて
僕の心はいつだってこうだったのだと
だからさ
完璧な振る舞いだとか
太陽のような笑顔だとか
僕に求めないくれ
僕はこのどんよりした曇り模様に
どっぷり浸かっているみたいだ
僕を止めようとなんてしないでよ
じきに嵐に向かっていくつもりだから


この新しい仕事で
僕の名はじわじわ話題を呼んでいる
僕はこの恐るべき感情に
永久に心奪われたままでいる
だから、ここを離れよう
連れて行かせてくれないか
僕の、憂鬱なブルースとともに


この新しい仕事で
僕の名はじわじわ話題を呼んでいる
今や僕はニュースになり
人目に晒されることにも慣れつつある
さあ僕の箱庭へようこそ
憂鬱なブルースを聞いて行ってよ
My Melancholy Blues

My Melancholy Blues

  • クイーン
  • ロック
  • ¥250

Honey Honey - ABBA


アルバム『恋のウォータールー(Waterloo)』収録曲。

本日は言わずと知れた世界的ディスコユニット、アバの名曲を取り上げたいと思います。この曲は映画にもなった有名なミュージカル、『マンマミーア!』でも歌われている曲で、歌詞を見て分かる通りなかなかの熱烈ラヴソングとなっております。映画、ミュージカルでは主人公の娘が彼女の母親の若い頃の手紙を発見して読み上げる、という場面で手紙の内容を歌詞になぞらえて歌ってますね。いやこんな手紙を出してたのか…普通自分の親のそういう部分って見たくなくないですか?私だったらこの内容なら一行読んで「わー!!!」って叫んで押し入れにしまって二度と取り出さないかな…生々しすぎる…。生々しいといえば、この曲映画やミュージカルでは若い女優さんによってさわやかに歌われてますが(参考:Mamma Mia! (2008) - Honey Honey Scene (1/10) | Movieclips - YouTube)、原曲を聴いてみると妙に艶かしくてどぎまぎします。男性パートに入る前の吐息とか…これはアバが人気出たのも頷けるナァ…(白目)

ちなみにとても有名な事実ですのでご存知かもしれませんが、アバは元々二組のカップルによって作られたユニットです。てか上の動画見れば一目瞭然ですよね、もうめちゃくちゃラブラブしてます。バカップルです。このユニット、作詞作曲は男性陣で行なっていたんですが、そう考えるとこの歌詞を彼女に歌わせてるのかこいつら…という気持ちになりますね笑 で、まあ世の常といいますがその後カップルは破局しユニットは解散、結果的に男女仲がめちゃくちゃ仲が悪くなってしまうというのが悲しい。是非皆さんも「最終的にこいつら別れるんだよな…」と思いながらこの曲を聴いてみてください。めちゃくちゃ物悲しい気分に浸れるので(何を勧めているんだ)











Honey Honey

ハニー、ハニー
ぞくぞくしちゃうわ
ハニー、ハニー
ハニー、ハニー
もう死んじゃいそう
ハニー、ハニー
あなたのうわさは聞いていたわ
もっとあなたのことを知りたかったの
今じゃうわさの真意も分かったわ
あなたがラブマシーンだって、ね
くらくらしちゃうわ


ハニー、ハニー
味わわせてね
ハニー、ハニー
隠しちゃいやよ
ハニー、ハニー
あなたのおやすみのキス
私をかたく抱きしめるその様
そんな時私は歌いたくなっちゃうの


「僕は君を傷つけたくないんだ
涙なんて見たくないよ
だからね、落ち着いてくれよ
そう興奮しないでさ」


でも私はあなたにしがみついてみせるわ
私を捨てるなんて出来ないよ
この世界にここ以上の場所なんてない


ハニー、ハニー
私に触って
ハニー、ハニー
ハニー、ハニー
私を抱きしめてよ
ハニー、ハニー
あなたはまるで映画スターのようだけど
私にはあなたのことはお見通し
あなたは、控えめに言って、野獣そのもの


「ねえ、落ち着いてくれよ
そう興奮しないで」
世界中で私が居たい場所はここだけ


ハニー、ハニー
ぞくぞくしちゃうわ
ハニー、ハニー
ハニー、ハニー
もう死んじゃいそう
ハニー、ハニー
あなたのうわさは聞いていたわ
もっとあなたのことを知りたかったの
今じゃうわさの真意も分かったわ
あなたがラブマシーンだって、ね
くらくらしちゃうわ
Honey, Honey

Honey, Honey

  • アバ
  • ポップ
  • ¥250

Coffee & TV - Blur


アルバム『13』収録曲。

以前ブラーのギタリスト、グレアム・コクソン作詞作曲の『ユア・ソー・グレイト(You're So Great)』を取り上げた際に「次の曲ではボーカルがもう少しマシになってるから〜」と書きましたがこちらがその次の曲です。これはシングルカットもされた有名曲で、牛乳パックのキャラクターによるPVの可愛さも相まって日本でも人気の高い曲となっています。歌詞を見てみるとすごくグレアムって感じがしますね。特に'Sociability is hard enough for me'なんてとこは「でしょうね!」という気持ちにさせられて仕方ないです笑 この曲が日本人に人気あるのって、もしかしたらこういう人見知り爆発みたいな歌詞が共感を呼んでるからなのかなーなんて思ったり。

さて上でも少し言及しましたがこの曲を動画で見る上では何と言ってもPVのキュートさに注目せずにはいられません。牛乳パックの大冒険をメインに据えたストーリーで、ブラーのメンバーは脇役に徹してますがその役割も実に効果的で楽しいです。ただこのPV、終わり方が結構衝撃的なんですよね…可愛いだけかと思いきや、ポップなまま容赦なく現実を突きつけられる感じにイギリスらしさを感じます。そして不穏なのが途中でグレアムが演奏をやめて外に出てしまう一連のシークエンス。いや、ストーリー上の何でもない演出なのは百も承知なんですが、実際にグレアムこのアルバム発売後にブラーを脱退してるんですよね…。だからこのPVは可愛いながらもなんとなく後味悪い作品として私の中では位置付けられてます。

ちなみにグレアムはその後10年以上経ってバンドに復帰するんですが、その復活ライブでもこの曲を歌ってました。この時のグレアム、たしか当時着てたのと同じTシャツを身につけてるんですよね。物持ち良いんだなーという気持ちと、流石にそれだけ時間も経つとピッチピチやな…誰か止めてあげなかったんか…という気持ちが(おい)









Coffee & TV

チェーンのスーパーにでもいるような気分だろ
使いやすいように陳列された
がらくたの一つとして
退屈を持て余してる


言葉が君の耳を満たす、でも君自身は空っぽ
君のことなんて特に
気にも留めちゃいないような奴らに
心を捧げてるんだ


だから僕にコーヒーとテレビをくれよ
静かで平和が一番さ
色々なものを見過ぎて目を潰しちゃいそうだ
もはや脳死状態みたいなもんさ
社交的に、だなんて
僕にはどうにも無理なんだ
このでかくて汚い世界から僕を連れ出して
プロポーズに応じてくれよ
そうすればまたやり直せるさ


田舎へ向かうのかい
たいして離れちゃいないよ
君が何者かってだけで
傷つけるような人たちがいる場所さ


君の耳は奴らの言葉でいっぱい
為になるものだと君は思ってるけど
それもその言葉が君を混乱に導き
出口を見つけられなくさせるまでの話さ


だから僕にコーヒーとテレビをくれよ
静かで平和が一番さ
色々なものを見過ぎて目を潰しちゃいそうだ
もはや脳死状態みたいなもんさ
社交的に、だなんて
僕にはどうにも無理なんだ
このでかくて汚い世界から僕を連れ出して
プロポーズに応じてくれよ
そうすればまたやり直せるさ
Coffee & TV

Coffee & TV

  • ブラー
  • ロック
  • ¥250

I Can Hear Music - Larry Lurex


アルバム『メッセンジャー・オブ・ザ・ゴッズ(Messenger Of The Gods)』収録曲。

今月はフレディ・マーキュリーの誕生月。クイーン界隈も映画『ボヘミアン・ラプソディ』効果で例年以上の盛り上がりを見せていますね。と、いうわけで今回紹介する曲はこちら!ビーチボーイズのヒットソングです!(なんでや)すみません、冗談です。いやまあ実際紹介するので冗談でもないんですけど…。

まあ上の動画を見て貰えば分かる通り、今回本当に紹介するのはRonettesという黒人女性グループの歌ったラブソング『アイ・キャン・ヒア・ミュージック』(リンク先は原曲)のビーチボーイズによるカバー、をクイーンがカバーしたものです(ややこしい)もっと厳密に言えばクイーン、ではなくクイーンの前身バンドであるLarry Lurex(ら行多い)の貴重なスタジオ音源です。聞いて分かると思いますが、フレディめちゃくちゃ声が若いです。最初のアルバムの頃よりももっと若くて、天使のような歌声ですね。そしてギター!めちゃくちゃブライアン・メイ!!もうこの頃から個性が確立してたんだな、という驚きと感動がありますね。なおこのバンドはロジャーとブライアンによるSmileの後、フレディ加入後に装いを新たにしたバンド名なのでここに後のベーシストであるジョン・ディーコン氏はいません。もし映画『ボヘミアン・ラプソディ』でディーコンさん加入シーンがすっ飛ばされてなかったなら、Larry Lurexのバンド名も映画に登場していたかも…?いやあ見たかったなあ!!!(恨み節)

ちなみにLarry Lurexバージョンの『アイ・キャン・ヒア・ミュージック』は途中のアカペラっぽいパートが削除されており、そのかわりメイ様の特徴的なギターソロに置き換わっていてそこにオリジナリティを感じます。ビーチボーイズのバージョンもハモリが半端なく綺麗でさわやかで最高なので是非この機会に聞いてみてください(リンクはこちら→I Can Hear Music - YouTube

そういえばこの曲、原曲は女性ボーカルということで女心を歌ったものなんですよね。ビーチボーイズが歌ったことでロマンチストな男性の歌として知られることになったわけですが、そう考えると女性の気持ちとしてもすごくしっくりくるなと思います。









I Can Hear Music

これぞ僕が
思い描いた世界
そう、これがそうなんだ
君が僕を抱きしめているこの瞬間だ
僕はこれまで恋人を持ったことがなかった
だからかな、僕らが二人きりでいる時に


僕の耳に音楽が聞こえるのは
音楽が聞こえるんだ
街の喧騒も今は何処
僕の耳には音楽が
甘美な音色が聞こえているんだ
君が僕に触れる時
そばにいる時は、いつも


君を愛していれば
僕の心はいつだって満たされる
この心のうちの想いは
なんとも説明し難いよ
君が僕を見つめ、キスをして
僕が目を閉じれば、ほらまた聞こえるよ


音楽が聞こえる
音楽が聞こえるんだ
街の喧騒も今は何処
僕の耳には音楽が
甘美な音色が聞こえているんだ
君が僕に触れる時
そばにいる時は、いつも

音楽が聞こえる
音楽が聞こえるんだ
街の喧騒も今は何処
僕の耳には音楽が
甘美な音色が聞こえているんだ
君が僕に触れる時
そばにいる時は、いつも

I Can Hear Music

I Can Hear Music

  • Larry Lurex
  • ロック
  • ¥250

Your Song - Elton John

youtu.be

アルバム『僕の歌は君の歌(Elton John)』収録曲。

エルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』を見てきました。昨年ヒットしたクイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』と比べるとミュージカル映画としての毛色が強く、上手く差別化が図れていたのではないでしょうか。途中で悪徳マネージャーが…なんて展開はお約束かと思われたかもしれませんが、実はこれは現在でもアメリカの音楽業界では尾を引いている問題で、最近はテイラー・スウィフトが前所属会社とマネージャーを契約問題に絡めて批判して物議を醸しました。そういう意味ではLGBT的な問題以外においても、ある種タイムリーな映画と言えたのではないでしょうか。

今回紹介するこのYour Songの制作シーンは、映画ではとても印象的かつ叙情的に描かれていましたね。この曲は個人的にもとても思い入れの深い曲です。私が洋楽にハマったばかりの中学時代、この曲や少し前に紹介したAlone Againなどが収録されているコンピレーションアルバムを何度も何度も繰り返し聴いていました。映画でこの曲が流れた時はかつて自分が過ごした子ども部屋や夏の匂いを思い出して、心の中で曲を口ずさみながら涙が溢れそうになりました。もちろん、思い出を抜きにしてもとても美しく切ないバラードです。

しかし今回この伝記映画を見て思ったのは、「せっかくだしエルトン本人に演じさせても良かったのでは?」ということ。もちろんタロン・エガートンは最高だったんですが、そうではなくあれですよ、そのタロンくんが主演したあのキングスマンでのエルトンの怪演が忘れられないんですよ…私キングスマン2は正直つまらなryと思ってるんですがエルトンは最高だったので。エルトンが無重力状態で宇宙人をぶちのめすスーパーアクション映画『ロケットマン2』、期待してます!!!









Your Song

なんだかおかしな気分だよ
僕の胸の中にこんな思いがあるなんて
僕は隠すのが上手い方じゃないんだ
貯金は少ないけど、でももしお金があれば
僕ら二人で住めるような
大きな家でも買おうかな


僕が彫刻家だったらな
ああいや、それはないか
それか旅芸人の一座の惚れ薬担当ならどうかな
こんなんじゃとても足りやしないだろうけど
これが僕の出来る最良の手
僕の贈り物は自作の歌
これは、君のための歌だ


みんなに言いふらしていいよ
これは君の歌なんだって
ちょっとシンプルすぎる気もするけど
ようやく出来上がったんだ


こんなこと書いちゃって
気にしないでくれたら嬉しいな
君が世界に存在するだけで
なんて人生が豊かになるのか、だなんて


僕は屋根に腰掛けてこの歌を書き始めた
韻を踏むところでは何度か上手くいかなくて
いらいらしちゃったけど
でもこの歌を書いているとき
お日様はやさしく降り注いでいた
君みたいな人達のためにずっと
お日様は光を注いでくれるんだ


それでね、ごめん僕忘れっぽいよね
こんな僕の所業を許してほしいんだ
僕、君の目の色が青か緑かさえ
忘れてしまうよね
でもそれより何より、僕が伝えたいのはさ
君は僕がこれまで見た中で一番
素敵な瞳をしているんだってこと


みんなに言いふらしていいよ
これは君の歌なんだって
ちょっとシンプルすぎる気もするけど
ようやく出来上がったんだ


こんなこと書いちゃって
気にしないでくれたら嬉しいな
君が世界に存在するだけで
なんて人生が豊かになるのか、だなんて


こんなこと書いちゃって
気にしないでくれたら嬉しいな
君が世界に存在するだけで
なんて人生が豊かになるのか、だなんて
Your Song

Your Song

I'm Outta Time - oasis

youtu.be

アルバム『ディグ・アウト・ユア・ソウル(Dig Out Your Soul)』収録曲。

前回のエントリーで同アルバムからノエルのナンバーを紹介しましたが、今回は弟リアム作詞作曲の佳作です。これはアルバムからシングルカットもされた一曲で、短くシンプルな構成ながらアレンジの妙とリアムの歌声そのものの味が光ります。

前回私は「ノエルが歌まで歌ってしまうことについてリアムがどれほど危機意識を持っていたのか…」という話をしましたが、この曲はその答えにもなっているのではないでしょうか。リアム自身はこの曲についてジョン(レノン)について歌ったとコメントしてますが(たしかに最後の引用テープはレノンのインタビューからのものです)、その後の解散劇の顛末を思うとどうしても兄ノエルへの問いかけのように思えてなりません。喉をダメにして、昔のように歌えなくなっていたリアムが、自分が歌えなくてダメダメになっても「称えてそこにいてくれない?」と甘えてみせるところは末っ子って得だな!という気持ちにさせられます笑 まあノエルはそれに振り回された挙句のブチ切れ解散なわけですが…。

そんなリアムですが最近は自分の良さを活かしてプロデュースしてくれる方々の存在もあって絶賛復活中です。新曲もオアシスファン垂涎ものの超ロックなナンバーです。しかも歌詞がめちゃくちゃわかりやすくて笑います。でも初期オアシスのどストレートさを思うと、そうした当時のオアシスのマインドを正統に受け継いでると言えるのではないでしょうか。かつてのノエルが社会への怒りを原動力に歌詞を書いたのと同じように。ていうかリアムの新曲あの子ほんとまじで…いずれここで取り上げなきゃな。











I'm Outta Time

ここに歌がある
俺たちが若かった時のことを思い出させてくれる歌だ
俺たちがこれまでしてきたことを振り返ってみると
お前はずっと前進し続けようとしてきたよな


海へ出る
本当のところ、ここは自分の心を整えることができる
唯一の場所なんだ
だんだん飛ぶのも厳しくなってきたんだよ


俺が落ちてしまいそうになっても
お前はそこで俺を称えてくれるかい
それとも奴らの影に隠れてしまうのかな
俺がここを去る時
俺の胸の中でお前は大きな存在となる
そこが、お前の居るべき場所なんだ


俺が落ちてしまいそうになっても
お前はそこで俺を称えてくれるかい
それとも奴らの影に隠れてしまうのかな
俺がここを去る時
俺の胸の中でお前は大きな存在となる
そこが、お前の居るべき場所なんだ


俺が落ちてしまいそうになっても
お前はそこで俺を称えてくれるかい
それとも奴らの影に隠れてしまうのかな
俺がここを去る時
俺の胸の中でお前は大きな存在となる
そこが、お前の居るべき場所なんだ


俺にはもう時間がないんだ
時間切れだ
イムリミットだ
もう時間切れなんだ
イムリミットがきてしまったんだ


チャーチルはかつてこう言ったよな、
どこでも好きなところに住めるというのは
全てのイギリス人の侵すことの出来ない権利なんだと。
それはこの先一体どうなってしまうんだ?消えるのか?
俺が戻ってくる頃には無くなってるんじゃないか?」
I'm Outta Time

I'm Outta Time

  • オアシス
  • ロック
  • ¥200

Waiting For The Rapture - oasis

youtu.be

アルバム『ディグ・アウト・ユア・ソウル(Dig Out Your Soul)』収録曲。

オアシスが解散してもう十年が経とうとしているのに相変わらずギャラガー兄弟は飽きずに喧嘩を繰り返してますね。只今ホットなのはリアムのドキュメンタリーにノエルがオアシスの曲を使う許可を出さなかったとかいういざこざですが、よくもまあ喧嘩のタネが尽きないなと!もう呆れを通り越して感心しますよ…。

さて今回は、そんな最早仲直り&再結成は永遠に叶わぬ夢なのではないかという様相を呈しているオアシスが解散前最後に発表したアルバムからの一曲です。この曲はソリッドなロックナンバーですが、これを歌っているのがリアムではなくノエルというところに解散前の状況が手に取るように見てとれますね…。思えば00年代に入りリアムよりもノエルの方がボーカルとしての安定感を増してきた中で、一体リアムにどれほどの危機意識があったのか…。これだけ歌えれば、そりゃあソロ活動もしたくなるだろうなあという気持ちになります。個人的にはアルバムで一二を争うお気に入りの曲ですね。

この曲、アルバムではこんなロックな感じですが、実は別バージョンもあり、そちらではまた雰囲気が異なるダウナーな調子でこれもこれで歌詞との親和性があって大好きです。是非こちらもお聞きください。
Oasis - Waiting For The Rapture (Alt Version #2 - Dig Out Your Soul Bonus Track) - YouTube













Waiting For The Rapture

未だに分からないんだ。俺は何を待ちわびていたんだろう
巨大な愛が空から降ってくる
彼女は俺の手を取り、ひょいと起こして
俺の瞳に林檎を当てがった


俺は言った、「もう疲れたよ
このメリーゴーランドから降ろしに来てくれないか
なんだかハイな気分だ
餌をくれよ、俺をダメにしてくれ」


彼女が俺の前に現れる
あいつ何て言ったんだっけ
ぼーっとしてたから全部忘れちゃったよ
あの子、ずっと話し続けていたんだよ
頭の中に詰めこまれた革命の数々についてね
彼女なら恋人を凄く魅力的に見せてくれるだろうな


彼女は言った、「私疲れちゃった
このメリーゴーランドから降ろしに来てよ
なんだかハイな気分
きっと神様があなたを私に寄越したのは
この歓喜から救ってくれるためだったのね」


俺はもう疲れたよ
このメリーゴーランドから降ろしに来てくれないか
なんだかハイな気分だ
餌をくれよ、俺をダメにしてくれ
Waiting for the Rapture

Waiting for the Rapture

  • オアシス
  • ロック
  • ¥200