Need Your Loving Tonight - Queen
アルバム『ザ・ゲーム（The Game）』収録曲。作詞作曲ジョン・ディーコン。
名曲ぞろいのアルバムからあえてこの曲を選んだのは完全に私の趣味です。一応ディーコンさんの誕生日前だし…と言い訳したいところですがだったら『地獄へ道づれ』とかあるだろ！と言われてしまえばぐうの音も出まい。でも好きなんだよな〜この初期ディーコン曲の系譜である王道ポップソング。歌詞も奔放な女の子に振り回されてヘトヘト、というディーコン曲お約束の展開です（Who Needs Youのエントリーを参照）。同じアルバム収録曲でも『地獄へ道づれ』はそのファンクさから中後期以後のディーコン曲に至る礎を築き、こちらの『夜の天使』（本曲の邦題）はそれまでの系譜に位置付けられるもの、と言えるのではないでしょうか。これ以降は初期から続くポップさを引き継ぎつつ『地獄へ道づれ』路線へと振れていくことで新たなサウンドを開拓していくことになります。いずれにせよ『ザ・ゲーム』がソングライターとしてのディーコンさんにとって転換点となったのは間違いありません。
個人的にはギターソロ前のハモリが大好きです。高揚感を煽りソロへの期待を一段と高めてくれますね。しかしこの曲、歌詞に深刻さが全くないな！ディーコンさんの人柄かしら…。あとサビのooh I need your lovingって歌詞はまんまビートルズのEight Days A Week（エルビスとも考えられるけど）。You And IのSun Kingっぽいコーラスといい、ディーコンさんは結構ビートルズが好きだったのかなと思います。
Need Your Loving Tonight
いいや、怒りに任せて過去を振り返ってなどいないよ
いいや、答えは見つかってないよ
君は連絡するって言ったのに
手紙を読んださ、傷ついたよ
君に怒ったことなど一度もないって言ったじゃないか
赤の他人みたいな気分なんてやだよ（やだよ）
だって危険はなるべく避けたい僕だよ？
君の手紙を何度も読んださ
行間の意味にも気づいたよ
君に怒ったことなど一度もないって言ったじゃないか
僕が我慢強いからだね
僕がどれほど恋い焦がれてるかあの人が知ろうともしないのは
時が経ちあの人のことを忘れられればいいけれど
体の節々が痛み、夜も眠れない
疲れ切って喧嘩なんかできないよ
あの人が他の男と一緒にいた日には
きっとむせび泣くんだろう
あの人が本当に本当に大好きだから
さあ愛しい人よ、一緒になろうよ
君が好きなんだ、ずっと愛してるよ
距離を置こうと努力してはいるんだよ
何が君を変えてしまったの
僕何かまずいこと言った？
ああ、今夜君の愛が欲しいよ
君の愛が欲しい
君の愛が欲しいんだ
今夜、最愛の君の愛が欲しいんだ
今夜君の愛が欲しい
いいや、怒りに任せて過去を振り返ってなどいないよ
いいや、答えは見つかってないよ
あまりに突然で予測なんてできっこないよ
僕は赦しと忘却を覚えなきゃいけないみたいだ
ああ、君の愛が欲しい
君の愛が欲しいんだ
今夜君の愛が欲しいよ
