In My Life - The Beatles
アルバム『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』収録曲。
新年明けましておめでとうございます。新たな年の門出として今回取り上げるのはジョン・レノンが生み出した数々の名曲の内の一つであるこちらです。過去を振り返り懐かしみながらも現状、今現在愛している人を最も高く評価するという歌詞で、ロマンチックでありながらとても健康的でポジティブな愛情表現で、正に新しい年の幕開けにぴったりだと思い選ばせていただきました。切ない旋律にジョンの甘い歌声とビートルズの持ち味である美しいハーモニーが合わさって唯一無二のバラードを作り上げています。いやこんな健全なラブソングも作れるんじゃんかジョンよ…でもこのアルバムの最後の曲はよりによってRun For Your Lifeなんだよな…(忘れて差し上げろ)
この曲はポールが「僕とジョンが半々で書いた!」と言い張り、またジョンは「俺一人で書いた」と語っていたため一体どっちが正しいのかとしばしば議論されてきましたが、最近のコンピューターを使った語彙レベルでの調査によればどうやらジョンがほぼほぼ書いたと見て間違いないようです。…まあぶっちゃけそうだろうなと思ってたけども。やっぱり改めて見てみると歌詞にその人の個性って表れますよね。この曲はすごく「ジョン的」な歌詞だと個人的に思っているのです。是非皆様上の動画から聴いて確かめてみてください。
In My Life
ずっと忘れることのない
思い出の場所がある
昔とは変わってしまった場所や
良くも悪くも変わらない場所
なくなってしまった場所に
まだ残っている場所
どの場所にも思い出の瞬間がある
今でも脳裏に浮かぶ恋人や友達との日々
死んでしまった人に生きている人
みんな僕の人生で愛してきた人だ
でもそんな友達や恋人すべてに代えても
君と並べられる者はいない
愛というものを新しく捉え直してしまえば
かつての思い出もその意味を失ってしまう
通り過ぎていった人たちへの
愛情の念が消えることはないし
時折立ち止まって考えることもあるだろうけど
これまでの人生で出会った誰よりも
僕は君を愛してる
通り過ぎていった人たちへの
愛情の念が消えることはないし
時折立ち止まって考えることもあるだろうけど
これまでの人生で出会った誰よりも
僕は君を愛してる
これまでの人生で出会った誰よりも
僕は君を愛してる